ノコギリヤシのはたらき
ノコギリヤシは北アメリカ南部に広く分布する植物で、ソーパルメットとも呼ばれるハーブの一種です。
ノコギリヤシは、5αリダクターゼという変換酵素の働きを阻害し、ジヒドロテストステロン(dht)の生成を防ぎます。男性型脱毛症は、ジヒドロテストステロンが毛母細胞に髪の成長を抑制する信号を出すことにより発症し、抜け毛が始まると考えられています。
男性は年齢とともに男性ホルモンのテストステロンが減少するため、5αリダクターゼによる活性型男性ホルモン(dht)の生成量が増大していきます。ノコギリヤシに含まれる遊離脂肪酸や脂肪酸エステルなどの油性成分は、このジヒドロテストステロンの生成や受容体との結合を阻害する作用があり、抜け毛対策に有効な成分と考えられています。
そもそもノコギリヤシは、前立腺肥大による排尿障害に高い効果をあらわすことで知られ、1960年代に本格的に研究が進み、その後ヨーロッパでは医薬品として使われるようになりました。 前立腺肥大症の原因もジヒドロテストステロンの増加によるものであり、このことからもノコギリヤシの抜け毛に対する有効性が確認できます。
ノコギリヤシは抜け毛対策のみならず、尿流速の増加や、夜間の排尿回数、膀胱算尿量の減少などの効果が期待できることから、加齢による前立腺肥大による排尿障害にも有効な成分です。