ヘアサイクルとは?

髪はヘアサイクルという周期によって、発毛から抜け毛へと推移していきます。
髪が生えていく過程では、まず毛乳頭が血液中にある栄養分を摂取し、毛母細胞に栄養を補給します。栄養を受け取った毛母細胞が分裂を繰り返し、その細胞分裂により増殖した毛母細胞が、頭皮に向かって押し上げられます。押し上げられる過程で細胞が水分を失い、角質化して髪の毛になります。

髪は一定の期間を経過したあとで自然と抜け毛になり、その抜け落ちたところから、再び新しい髪が生えてきます。このように発毛から抜け毛になるまでの周期をアサイクルといいます。
このヘアサイクルは発毛周期とも言い、女性の場合は1周期が4〜6年、男性で3〜5年と言われています。髪1本1本でヘアサイクルが異なり、また抜け毛となる時期が違うため、通常は一度にまとめて抜けることはありません。

成長期

成長期とは、ヘアサイクルの中で髪の元となる毛母細胞が、活発に細胞分裂を繰り返す段階もことを指します。
古い毛髪が毛根から離れると同時に、頭皮の下では毛母細胞が分裂を開始し、新しい髪をつくり始めます。この成長期のあいだ、毛髪は1ヶ月でおよそ1cmずつ伸びます。初期段階では毛母細胞が角質化しながら毛髪となり、表皮へと伸びていきます。後期になると、頭皮から出ている毛管部分が太く、長くなっていきます。しかし男性型脱毛症の場合は、この成長期が数ヶ月〜1年程度と極めて短く、そのため十分に毛髪が成長しないまま次の退行期へと移行してしまい、薄毛のまま抜け毛となってしまいます。
髪全体に占める成長期の髪の割合は、大体85〜90%ほどになります。

退行期

髪の元となる毛母細胞の力が弱まり、成長しなくなる段階です。
色素細胞メラニンの合成を止めるため、毛根内部の細胞がやせ細っていきます。細胞分裂を繰り返し、髪を成長させていた毛母細胞の働きも急速に弱まっていきます。
男女ともに2〜3週間ほどで髪が毛母細胞から離れ、完全に成長をやめてしまいます。
退行期にある毛髪の割合は、全体の1%程度です。

休止期

毛母細胞が細胞分裂をやめ、毛髪の成長が完全に止まってしまう段階です。
休止期毛乳頭は毛根部分から離れており、次の毛髪を成長させる準備を始めます。成長が止まった髪は徐々に上のほうに上がって行き、抜け毛となる準備をしていきます。髪が簡単に抜けてしまう場合の多くは、この休止期の状態にあるからです。
数ヶ月間この休止期は続き、髪に占める割合は10〜15%と言われています。

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